前回の「診断編」で、雨どいの不調が「掃除」だけでは解決しないことが分かったら、いよいよ次は「補修(修理)」のステップです。
「業者に頼まないと無理かな?」と思われがちですが、実は小さなひび割れや継ぎ目からの水漏れであれば、ホームセンターで手に入る道具を使って、自分の手で直すことができます。
今回は、初心者でも失敗しない「雨どい補修の具体的な手順」をプロの視点で解説します。
1. 修理の前に!準備すべき「必須アイテム」
雨どい修理を成功させるコツは、「適切な補修材」を選ぶことです。
| 道具・材料 | 役割 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| 変成シリコン系 シーリング材 |
隙間を埋める接着剤 | 必ず「変成」タイプを選びましょう。後から塗装ができ、耐候性に優れています。 |
| コーキングガン | 補修材を押し出す道具 | 片手で扱いやすい軽量なものがおすすめ。 |
| マスキングテープ | 汚れ防止・仕上げ用 | 補修箇所の周りを保護するために必須です。 |
| ヘラ・ウエス(布) | 仕上げ・清掃用 | 表面を平らに均したり、余分な汚れを拭き取ります。 |
2. 失敗しない!雨どい補修の4ステップ
それでは、具体的な作業手順を見ていきましょう。
ステップ1:徹底した「清掃」と「乾燥」
実は、ここが一番の重要ポイントです。
補修したい箇所に泥やコケ、水分が残っていると、どんなに良い補修材を使ってもすぐに剥がれてしまいます。ブラシや布で汚れを完璧に落とし、完全に乾いた状態にしてから作業を始めてください。
ステップ2:マスキングテープで保護
補修箇所の両側にマスキングテープを貼ります。これを行うだけで、仕上がりの美しさが格段に変わり、余計な場所に接着剤がつくのを防げます。
ステップ3:シーリング材の充填
ひび割れや継ぎ目の隙間に、コーキングガンを使ってシーリング材を流し込みます。「少し盛り上がるくらい」にたっぷり塗るのがコツです。空気が入らないよう、奥まで押し込むイメージで作業しましょう。
ステップ4:ヘラで均(なら)して完成
シーリング材が固まる前に、ヘラを使って表面を平らに整えます。整えたら、シーリング材が乾く前にマスキングテープをそっと剥がしてください。あとは丸一日ほど放置して、完全に固まれば修理完了です!
3. 修理を長持ちさせるための「プロのアドバイス」
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天気の良い日を選ぶ: 作業中や作業直後に雨が降ると、補修材が流れてしまいます。2〜3日は晴れが続く予報の日を狙いましょう。
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「上塗り」は避ける: 古いボロボロになったコーキングの上から新しいものを重ねても、すぐ剥がれます。面倒でも、古いものは一度カッターなどで取り除いてから新しく塗り直すのが長持ちの秘訣です。
4. まとめ:自分の手で家を守る達成感
「雨どいの修理」と聞くと難しそうですが、正しい道具を揃えて手順を守れば、DIYでも十分に可能です。自分で水漏れを止めることができれば、コストを抑えられるだけでなく、住まいへの愛着もより深まるはずです。
しかし、作業にあたって最も注意しなければならないのが「安全性」です。
どれだけ完璧な修理ができても、作業中に怪我をしてしまっては元も子もありません。次回の最終回では、高所作業を安全に行うための「脚立・梯子の正しい使い方」を詳しくお伝えします。
🛠️ 補修の前にチェック!
修理に必要な道具は揃っていますか?まずは当店のラインナップを確認して、準備を万全にしましょう。
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